初めての半衿つけ
(一部写真はクリックすると拡大します)
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初めての半衿つけ その1
呉服屋でありながら自分で半衿を付けたことがありません。 だまし半衿は何本も作ったので1分で半衿を交換する方法は知ってるんですが、普通に半衿をかけたら一体何分かかるんだろう?と気になったからです。 もちろん自分のことは自分でやりたいという理由もあります。
今回は正絹の半衿をつけます。 ちょっと張りのある生地です。 糸は取りやすいように絹しつけ糸を用います。 先にかかっていた半衿をはずすのに苦労しました。(写真をクリックすると拡大)
だまし半衿についてはこちら↓
【和のデータベース】http://www.craft-ran.com/wa/index.html
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初めての半衿つけ その2
まず半衿の両端を1センチほど折り返し、荒〜く縫います。 なんの問題もない工程のハズでしたが糸が細すぎて(?)玉止めが抜けてしまうアクシデントが発生。
まだマチ針を使ってません。 TVを見ながらチクチク縫い始めました。(写真をクリックすると拡大)
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初めての半衿つけ その3
襦袢は薄青緑の無地感のもの、半衿は白茶です。
縦に半分に折り、襦袢の衿中心と半衿の中心をマチ針で止めます。 次に内側をマチ針で止めます(襦袢の衿巾より出る部分は下に折り返して止めます)。 こうして順に端までマチ針をうちました。 あとで気づくのですが、マチ針は細かく打った方が縫うのがラクです。
半衿と襦袢衿とを縫いつけますが、針通りが悪くて悪戦苦闘。 すくうように縫えばいいんだと気づいたのは半分終わってからでした。(写真をクリックすると拡大)
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初めての半衿つけ その4
やっとこさっとこ内側を終えました。 解像度の低いこの写真でも縫い目がテキトーなのがわかります(笑)
さぁ〜て衿の外側を縫おうか…と思った矢先、ハナ水がボタッっと一滴、襦袢に落ちました。 どうも花粉症らしく、くしゃみと一緒に朝から勝手に出てくるのです。 肩山でしたが、幸いにして無色のハナ水だったため、そんなに目立ちませんでした。 青バナだったらイヤですよね。 (写真をクリックすると拡大)
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初めての半衿つけ その5
そんなこんなで苦労すること1時間半(をぃ!)初めての半衿つけがなんとか終了しました。 TVを見ながらだったとはいえ、時間かかり過ぎ…。 やはりだまし半衿が圧倒的にラクチンです。
「あ〜疲れた、二度とやらんぞ」と心に決めながら片付けていると、「ガーン!!針が一本足りない!!」 万一誰かが踏んで折れて体内に入ったら大変なことになります。
焦って探しまくること小一時間、結局見つかりません。 途方に暮れて、明朝探すことにして襦袢をたたんでいると、糸のついた針が襦袢にくっついていました。 あ〜良かった。(写真をクリックすると拡大)
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初めての半衿つけ その6
今回初めて半衿つけをしてみましたが、慣れない者には大変な作業だということを知りました。 いつもしてくれている妻に感謝です。 でも血を見ることなく終わってホッとしました(大ゲサ)
きもので一番汚れるのが半衿です。 こまめに洗いたいし、きものに合わせて半衿の色柄も変えたいですよね。
僕は朝起きて、天候と気温によりその日に着るきものを決めます。 半衿もそのときすぐに変えられなくてはなりません。 礼装なら事前に準備できるんですけどね。
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