「美しい装いきよべ」店長のきもの日記 過去ログ2003年5月

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05/31/2003 御簾の奉納
 初老記念に城端神明宮へ奉納した御簾(みす)のお祓いをしてもらってきました。(後方に吊ってます) 準備が後手に回ったので、春祭(曳山祭)に間に合わせるのがやっとでした。
 が、何度も同級生がお宮さんに集まるのでイイコトかも知れない…と考えるようになりました。 実はまだ奉納者一覧の額を作らなければならないので、もう一度神明宮で飲むことになります。
 川田敬神会長(前町長)が「還暦や喜寿にもみなさん元気で産土神にお参りできるように…」とご挨拶され、なぜかジンときちゃいました。

 今日は白っぽい単衣木綿に薄緑の木綿袴。 角帯は辛子色です。 普段着ですが、御簾のお祓いがメインなので許してもらえるかな…と。

05/30/2003 ついに麻のきもの
 出丸の拡幅がさらに進み、残すはあと2軒だけになりました。 それも一両日中に解体されるようです。 道が広くなって今まで見たことの無い景色が見られるようになりました。 写真をみると出丸が馬の背台地であることがよくわかります。(クリックすると拡大)

 台風四号が九州に上陸するようです。 その影響でか気温が高いので、小千谷ちぢみを着ています。 グレー地に白い縞がはいったもので、日陰だと本当に涼しいです。 袴は焦げ茶の木綿。 素足に右近下駄です。 この素足…というのが涼しく感じる秘訣のような気がしています。

05/29/2003 ゴフクの日
 ご存知の方も多いかもしれませんが、今日5月29日は「呉服の日」です。 全国呉服小売組合総連合会という団体が制定しました。 ついでに言うと「こんにゃくの日」(日本こんにゃく協会)でもあります。
 7月7日は「ゆかたの日」(日本ゆかた連合会)、11月15日は「着物の日」(全日本きもの振興会)ということになってます。 これは七五三の日に「家族そろって着物で出かけてほしい」との思いから制定したのだそうです。
 うちでは昨年から8月29日に「和服の日」をやってます。 メジャーにするぞ!と意気込んでますが、強力なライバルが…。 そう「焼き肉の日」です…。 ヤッパリあったか(笑)

 パティオにベンチを置きました。 今の季節に屋外で飲む珈琲は美味しいです。 よろしければどうぞ、もちろん無料です。

 今日は白っぽい久留米絣に茶系の薄手の袴。 角帯は辛子色の羅です。 世間の人が「暑い暑い」と言ってるときに、きもので涼しげな顔をしているのは痛快です。 実際に風が通るので涼しいですし。

05/28/2003 ゆーき菜々市
 毎週日曜日午後、善徳寺山門下で「ゆ〜き菜々市(ゆーきさいさいいち)」があります。 農家のお母さん達が、自分たちが食べる減農薬の野菜や花などを直販するんです。 新鮮で安全で安いので人気があります。 『別院をもり立てよう』という趣旨ではじめられたので我々と志を一つにしています。
 今年最初の「ゆーき菜々市」は6月1日。 お寺deフリマと同時開催になります。 是非お越しください。
 【お寺deフリマ】http://www.craft-ran.com/furima/

 暑くなりそうだったので、コサシルクを襦袢無しで着ています。 袴はくすんだ緑の木綿。 半衿は柳色。 そしてついに絽の角帯を引っ張り出してきました、これまたくすんだ緑色です。
 皆は「暑い!」と言いますが、この格好だと全然暑さを感じません。 風を通す衣服っていいですね。

05/27/2003 青年よ野望を抱け!!
 5/4の日記に書いた木綿きものが仕立上がってきました。
参照【木綿を湯通し】http://www.craft-ran.com/wa/yudoushi.html
 昨夜のうちに衿付のタグにマジックテープを縫い付け、早速袖を通しています。 新しくおろしたきものを着るときはウキウキしますね。
 ・・・ということで(笑)、記念写真をパチリ。 目線は高く、『青年(実は中年)よ大志を抱け』です。
 節糸をつかった木綿の単衣に薄黄色の半衿、辛子の角帯に茶色の袴です。

 「きものを着たい」と男性が来てくださいました。 とても嬉しいです。 スーツを買うくらいの額で、男のきものを揃えることが出来ます。 少しずつでも同志が増えるといいなぁ…(野望)

05/26/2003 洗濯日和 
 定休日です。 午前中に木綿の袷と単衣の片貝木綿、そして帆布で作った袴を洗濯しました。 風呂桶に水を張って、きものを畳んだまままんべんなく濡らします。 洗面器に重曹を溶かし汚れのひどい衿をもみ洗いします。 すすぎを兼ねて風呂桶で押し洗い(踏み洗い)したあと、押して水を切り、弱く脱水機にかけて、広げて陰干し。
 気持ちいいですね、たまに洗濯すると。 毎日してくれてる妻には頭が下がります。

 娘が「あしふみルーム」を作りました(クリックすると拡大)。 お願いしたいのですが、夜忙しくって…。

05/25/2003 「おたっしゃで」
 あと一ヶ月で満95歳になる祖母(店主)の写真をくださった方がいます(金沢市の大橋京子さん)。 (財)石川県美術文化協会の賞をお取りになったそうで、わざわざ焼いて持ってきてくださいました。 タイトルは「おたっしゃで」
 珍しく店頭に出た祖母に近所の方が声を掛けてくださってる姿を撮ったものです。 外国人女性の後ろに「やすんでかれ」と書かれたタペストリーが見えますか? 商店街共通の意匠で、実は祖母がモデルなんです。
 素人目にもすてきな写真で嬉しいです(クリックすると拡大)。 5/23の日記に出てる「つづらこみちのウィンドウ」に飾っています。

 今日は片貝縞木綿に帆布で作った袴姿です。 厚手のものなので、そろそろ洗わなくては。

05/24/2003 全く「きもの日記」ではない内容…
 店ではライム色のiMacを使っています。 もうかなり古い機種(Rev.D 333MHz)ですが、あまり不便を感じません。 唯一の不満が、搭載メモリーの少なさ。 購入時に思いきって32M+128M=160Mにしたのですが、最近のアプリケーションはメモリー食いなので、複数立ち上げると不安定になります。
 一念発起し(←大げさ)オークションで256Mのメモリーを競り落としました。 Princeton製144pin SO-DIMM PC100 サイズが1.25inchのものです。 これだとiMacのCPU側のスロットに取り付けることが出来ます。
 世の中には偉い方が沢山いて、メモリー交換の方法をインターネットで検索すると写真入りで見つかります。 およそ10分で作業が終了し、128M+256M=384Mという以前の倍以上の空間を手に入れました。 嬉しい。

 今日は暑くなりそうなので、COSAsilkを着ました。タッサーシルクを先染した生地です。 だまし襦袢には薄グレー地で地紋のある木綿半衿、袴は草木染め木綿です。 珍しく顔写真を公開いたします。(恥ずかしながらクリックすると拡大します。前夜Macintosh8500と格闘したので寝不足です)

05/23/2003 豊享ジャパン
 「豊享ジャパン」ってご存知ですか? 京都在住の田中豊享(たなかほうきょう)氏が長年かかって完成させたバッグです。 帆布を染めた後、さらに顔料でもう一度染めます。 使い込むうちにいい感じになる不思議なBagで、数年後に真価が発揮されます。 丈夫で軽くて、デザインも使い勝手も考えられてるのでお奨めです。
 田中さんとはもう10数年のおつきあいになりますが、現状に甘んぜずどんどん良いものを作りだすパワーに敬服します。
 今日は久留米の文人絣。下にだまし襦袢を着ました。 初めてつけた半衿は織りのブロック柄で生成地です。 角帯は辛子色、袴は薄茶木綿。

05/22/2003 衣替え
 いよいよ単衣の季節に突入です。 気温もだいぶ上がったので、袷を着ることはもうないだろう…と片づけにかかりました。 衿や袖口の汚れをチェックして、正絹のものはクリーニングに。 丸洗いは高くつくのであまりしません。 きものは汚れるところが決まってるので、部分洗いで充分です。 木綿は自分で洗います。
 気をつけてるのは普段は着ない準礼装など。 めったに見ないので後からシミが浮いてくることがあります。
 今日は単衣片貝木綿に茶色の袴。 麻混の半衿は黒地で白絣入りです。

 図書館基本構想策定委員会に初出席しました。 写真は城端の図書館です。手狭なので建て替え案が出ています。
 利用者代表ということで選ばれたので、「ワクワクする図書館」へ向けた提言をしていきたいと思います。 人が集まり口コミ情報が行き交う、井戸端会議場兼の「低度情報センター」が望ましいとも考えます。

05/21/2003 きもの雑誌の表紙に
 いま発売中の雑誌「美しいキモノ」夏号の表紙を飾ってるのは当店のきものです。 仕入れ先から連絡があり、婦人画報社へ撮影用に貸し出しました。 仮絵羽仕立のまま着付けできるんですね〜、お見事。 金沢出身の女優 田中美里さんに袖を通していただけたなんて感激です。
 写真の色目ではピンクが強いですが、実物はもうちょっと押さえた地色です。 店にありますので、是非ご覧になってください。(写真をクリックすると拡大します)

 今日はほとんど黒に近い鉄紺のCOSAシルクの単衣に初めて袖を通しました。 下はスタンドカラーシャツに木綿袴の書生風です。 生地に張りがあるので、かっこいいです(と思ってます)
 これからこのきものが活躍する季節です。

05/20/2003 和紙ちぎり絵展
 じゃんとこいにて城端在住の嶋谷久美子さんの和紙ちぎり絵展が始まりました。 6月8日まで(月曜定休)。(写真をクリックすると拡大します)
 嶋谷さんは教職を退職後、独学でちぎり絵を学ばれたそうです。 さすが地元の方らしく曳山などすばらしい出来です。 是非ごらんになってください。

 今日は縞木綿のきものにだまし半衿は辛子色、木綿袴は草木染めです。 そろそろ新しい袴が欲しくなり、洗える絹COSAシルクを物色中です。
 素足に右近下駄がとても気持ちいい季節になりましたね。

05/19/2003 善光寺へ家族旅行
 運動会の代休と定休日が重なったので、長野の善光寺へ日帰り旅行をしました。 善光寺は初めてです。 月末まで七年に一度の御開帳(おかいちょう)なので、どうせ行くなら…と考えたんです。
 高速道路で3時間、意外と近いのでビックリ。 市内には御開帳の雰囲気は全く無いのですが、善光寺に近づくと急に空気が一変します。 と同時に車が動かなくなりました。 写真でもわかるように、平日にもかかわらず凄い人です。
 偶然ネットで出会った鏡善坊(きょうぜんぼう)さんに大変お世話になり、内々陣にまで上がらせていただき、前立本尊さまを間近で拝むことができました。 善光寺の由来や縁起についてもいろいろ教えていただき本当にいい体験をさせていただきました。感謝。
 もし善光寺へ行かれることがあるようなら、事前に鏡善坊さんに連絡をとってみられることをお奨めします。
  (写真をクリックすると拡大します)
【善光寺鏡善坊】http://www.wakaomi.com/

05/18/2003 大人の運動会
 気持ち良く晴れた小学校の運動会です。 いつもはちんまりと家族席なのですが、なぜかPTA副会長とやらで来賓席(の末席)に座ってました。 競技はよく見えるのですが、やはり臨場感に欠けるようです。 …来年はいつもの席に戻ります。
 子どもが2人とも白団だったので応援に迷いはありません。 結果、大逆転のすえ黄団に負けてしまったのですが、子どもたちは満足したようです。 本当にいい運動会でした。
 終了後神明会館で、知る人ぞ知る「大人の運動会」(謎)に参加し、白団優勝で子どもの仇をとってきました(笑)

05/17/2003 庵屋台をしまう
 ようやく晴れました。 屋台を一部解体して蔵にしまいます。 土曜日なので好都合なんです。 西上町恵友会は自営業者が比較的多く、平日でも集まりがよかったんですが、最近はサラリーマンが半数を超えました。
 週休二日制が定着する以前は、祭の前後三日間有給をとる人も多かったんですが、最近は平日に休みづらい…と困ってます。 強制的に休みを増やしたおかげで、休みたいときに休みにくくなるなんて…変ですね。
 ちょうちんを外し、屋台上部の前建と後建をいったんおろし、ミニチュア戸を外します。 毛ばたきをかけ、日本手ぬぐいでホコリや手あかなどをそっと拭います。 きれいになったあと、屋台蔵に収納し来年の祭を待ちます。

 今日はとても寒い!木綿の袷に木綿のごつめの袴です。 よく穿くので糸が切れたので直してもらいました。 生地はまったくすり切れてません。 帆布なので丈夫なものです。

05/16/2003 庵唄の短冊
 城端曳山祭から一夜明けました。 今日もまだ雨模様です。 ほんとにいやな雨です。
 庵屋台を屋台蔵に収納しなくてはならなりません。 細かな造作(ふすまや掛け軸など)は外して紙に包んで保管します。 湿気を含んでいるので、晴れた日まで延期することになりました。
 写真は各町の短冊6本とたとう紙、それに今年の唄六曲が入ったCDです。 祭の当日所望者に順に配られます。 文字は毛筆手書きで町内の上手な方にそれぞれ頼んでいます。 色を揃えているのできれいなものでしょ?(クリックすると拡大)

 今日は木綿の縞単衣にちょっと色気のある柿色の半衿、茶の木綿袴姿で…。

05/15/2003 五月雨の城端曳山祭
 梅雨のようなしとしと降る雨の中、曳山祭当日を迎えました。 朝6時45分に集合してから、祭が終わって家に帰ったのが深夜1時…というハードな長い一日の始まりです。
 昔は雨が降ったら連合会で合議して祭礼中止となることが多かったのですが、近年はなんとか続けています。
 雨が降ると三味線の音が下がるので、屋台の中は大変なんです。 もちろんきものも濡れますし、下駄や足袋もビショビショです。 濡れた足袋を穿いて長時間歩くので足の指に「足袋ずれ」ができてしまいました。
 我々の願いもむなしく終日小雨でしたが、無事最後まで巡行することができました。
 写真は役場前のUターンが終わったあと、当番町全員が通りに一列に並び、他町に感謝してる姿です。 我々は当番町の苦労にねぎらいの言葉をかけます。 巡行のことで多少のイザコザはあったりしますが、最後は互いに礼で祭を締めくくるところが素晴らしいと思います。

05/14/2003 城端曳山祭 宵祭
 週間天気予報では快晴になっていたのですが、突然予想が変わり雨模様です。 午後から庵屋台の準備をします。 今年うちの町内は曳山会館から出してくるだけなので、埃をはらって飾るだけなので簡単です。
 紋付・袴に着替え(蒸し暑かったので単衣にしました)、夜7時30分から御旅所(おたびしょ)でお祓いを受けた後、庵唄奉納します。 ここから曳山祭が始まるのです。(御旅所とは神明宮から神様=神輿が出張してくる場所です。隔年で場所が変わり今年は新町が当番です)
 曳山会館での合同披露に歌舞伎の中村富十郎さんがお見えになってました。 いい唄をお聞かせしたかったのですが、大失敗に終わりガッカリ…。

 写真は12日の日記でご紹介した山宿の様子です。 見事な座敷でしょ? 親族を招いての盛大なお祭りになります。 主人は紋付袴、女性のきものは礼装です。

05/13/2003 夏のきものと、珍しいゆかた、気軽にしめられる半幅帯展
 一気に暑くなりました。 店内では「夏のきものと珍しいゆかた、気軽にしめられる半幅帯展」という長ったらしい題の展示会をしています。
 タイトル通りに今年はどこにも扱ってないようなゆかたが入荷しています。 またオリジナルで長めに仕立た半幅帯もいろいろありますのでお楽しみに。
 「山宿スタンプラリー」が始まります。 3000円以上のレシート持参で、六つの山宿を廻って台紙にスタンプを捺すと、先着順で非売品の庵唄CD「夕暮」をプレゼント。
 夜は町内の稽古上げでした。 芳村伊十七先生がお越しになって吃驚。
 今日は単衣木綿に騙し半衿は薄黄色、茶色の馬乗り木綿袴に素足です。

05/12/2003 城端曳山祭のしくみ その6
 城端曳山祭の特徴は、獅子舞(南町)→剣鉾(新町)→傘鉾(野下、新町と六ヵ町)→四神旗→神輿(春日宮、八幡宮、神明宮)→庵屋台→曳山と連なる一大渡御行列がいまも続いていることです。 なかでも傘鉾は神霊の依代(よりしろ)として昔ながらの形式を保っています。 今年は正午ごろに曳山会館前から北に一直線に並びます。

 写真は今年山宿をなさるお宅です。 土間を改築して六畳間を建て出しています。 御神像はず〜っと奥の八畳間に安置されるので、通りから6+6+8の三部屋続きの広い座敷になります。 神様を跨ぐことになるので、お祭りの間は二階に上がることはできません。

05/11/2003 5月のミニウィンドウ
 じゃんとこいに飾っているミニウィンドウをご覧ください。 今回はきも姿のウサギとクマがメインです。 帯を太鼓結びにしちゃんと半衿もしています。 手作りだから、顔がみんな違うんです、器量良しですよ〜。
 赤いのはニンジン型の袋で、可愛らしいウサギが3匹顔を覗かせています。

 母の小学校時代の同級会があり、その5次会?が2階でありました。 みなさんとても楽しそうで、本当に良かった。
 今日は青縞のウールの下は久留米絣のシャツ。 帆布を染めたごっつい木綿袴です。
【城端にぎわい館じゃんとこい】
http://www.shokoren-toyama.or.jp/~johana/nigiwai/

05/10/2003 城端曳山祭のしくみ その5
 『城端の曳山』(オールカラーA5判40p)という小冊子ができました。 曳山祭の成立から変遷、宵祭と本祭、御旅所、曳山順路、それと各町の曳山や庵屋台、御神像、傘鉾についてかなり詳細に載っています。 これほど簡潔にまとめたものがなかったのでありがたいです。 曳山会館で500円にて販売しています。
 前に山宿のことを書きましたが、これとは別に所望宿(しょもうやど)が50軒ほどあります。 所望とはお金を払って六ヵ町の庵唄を聞くことで、事前に申し込みが必要です。 家の前に庵屋台が横付けされあたかもお座敷遊びをしているかのような雰囲気を味わえます。
 曳山の順路にそって所望宿が決められ、当番町の若連中が家主に宿の交渉に出向きます。 こうすることで曳山順路にない方でも所望をすることができるのです。
 所望をすると、各町の庵唄を書いた短冊6本、たとう紙、事前に収録した庵唄と先囃子をテープももらえます。

 今日は木綿の袷に袴腰無しの袴、女物五寸帯を半折にして角帯がわりに浪人結び(片ばさみ)に締めています。 袴の後ろをあまり持ち上げたくなかったからです。

05/09/2003 きもので脚立に登る
 昨日の最高気温はなんと12℃だったそうです、ブルブル。 今日もかなり冷え込んでいますが、太陽が出ているので気分はいいです。 店の電球を交換しました。 袴姿だと大抵のことができてしまいます。
 唯一できないことが大便←うっわ〜言っちゃったよ(笑) 時々聞いてくる探求熱心な御仁がいらっしゃいますがこれは無理でしょう。 できる方法があったら教えてもらいたいです。
 で、いつしているか?ですが、朝きものに着替える前にきちんと出ちゃいます。 起きて30分してから朝食を食べ、しばらくするとキッチリと。 食物繊維の多い食事をとってるからでしょうか?
 夜更かし型の生活ですが、朝のリズムはここ数年変わっていません。 だから出張などで5時起きになると困るんです。 サンダーバードの中では袴は脱げません(笑)
 なんでこんなことネットで公表せにゃならんのか…とも思いますが(笑) すみません、くだらない話につきあっていただいて。

 今日は古い大島に木綿の袴を穿いています。 半衿はグレーで角帯はくすんだ辛子色。 素足です、懐中には足袋を入れていたのですが出番がありませんでした。

05/08/2003 高足下(タカアシダ)
 朝から強い雨が降っています。 こんなときは高下駄が重宝です。 祖母はゲタと言わずにタカアシダと呼んでます。 今から1000年以上も前からある呼称です。 ちなみに下駄の由来は桁(ケタ)から来たのではないかと言われています。
 普段履いている右近下駄だと跳ね上がるので後ろ裾が汚れます。 昔の人はうまいこと考えたものですね。
 写真の高下駄は高さが8センチあります。 これを履いて歩くと僕の身長が180センチにもなり見える世界が変わってしまいます。 新鮮ですよ〜。
 今日は寒いので青縞のウールに木綿袴。 半衿は先日新しく作った草木染め木綿です。

05/07/2003 コンテナガーデン
 西町通りにコンテナガーデンを設置しています。 歩いて楽しい町づくりを目指して昨年から本格的に始めました。
 商店街のメンバー総出で土の入れ替えと花の植え替えをしました。 昨年植えた多年草が(ほとんど水を遣らなかったのに)まだ元気に残っていたので、中心にすえて周りに小さな苗を配置します。
 同じ花の苗を植えても様々な個性あふれるコンテナになってしまうのが不思議です…。 昨年教室を開いてある程度勉強したハズなのに…完全に忘れられてました。
 この木製プランターはキャスター付きで、曳山祭のときは庵屋台の運行に邪魔にならぬよう移動できます。 祭までに根づいてきれいな花を咲かせてくれると良いですね。

05/06/2003 だまし半衿
 暑いです。 多分夏日なのではないでしょうか? 以前縫っただまし半衿がなんとなく冬素材なのでこれからの季節のものを作りました。
 上から生成木綿、綿チリメン(横布でとるので楊柳のように見えます)、草木染め木綿、横段地紋の入った木綿の4本です。 (クリックすると拡大)
 どうやって使うかは【「和」のデータベース】を参照してください。
http://www.craft-ran.com/wa/index.html

 今日は薄色の文人絣に薄茶色の腰無し袴(細身です)。 だまし襦袢につけた半衿は上段の生成を使っています。

05/05/2003 吉崎時間・城端時間
 GW唯一の家族旅行、福井県金津町の吉崎御坊へ行ってきました。 吉崎の東西別院の一大行事「御忌(ぎょき)」が終わった直後なので、わりと静かです。
 朝9時半に発ち、途中休憩をはさみながら着いたのが11時。 意外と近いんですよ、距離も100Kmしかないし。
 さっそく小さな友達をさそって吉崎御坊跡地(通称;お山)へ。 い〜っぱい遊んでお弁当を食べて、また遊んで…。
 お山を下って、トトロのトンネルを抜け吉崎小学校でまた遊びました。 こじんまりした良い学校です。 のんびりした楽しい一日でした。
 城端もゆったりとした城端時間が流れていますが、吉崎もまた格別の時の流れがあるようです。
 写真は蓮如上人の銅像(高村光雲作)をバックに子どもたちが桜笛を吹いているところです。
 夏休みにまた訪れるのが楽しみです。

【蓮如上人御忌法要】
http://kore.mitene.or.jp/~yossaki/
【吉崎御坊願慶寺】
http://www.hokuriku.ne.jp/marutoku/

05/04/2003 湯通しにチャレンジ
 冬眠から目覚め、お寺deフリマ(おてらでふりま)が始まりました。 快晴で気持ちの良い日です。
 主催者の思惑通りに、のんびりゆっくりしていてどこかホッとするフリマになりました。 当日の様子をアップしています。 【2003年5月4日のお寺deフリマ】
http://www.craft-ran.com/furima/20030504.html

 広幅木綿の気に入った生地が入荷したので、さっそく縫いにやることにしました。 自分で湯通しにチャレンジ。
詳細は掲示板をご参照ください。
【「和」について話しませんか】
http://www.craft-ran.com/bbbs/

 今日は片貝木綿の縞に、焦げ茶の木綿袴です。 半衿をちょっと凝った素材に変えました。 後日ご紹介します。

05/03/2003 田んぼの学校 その1 種まき
 城端小学校5年生の総合学習やわくわく体験教室(PTA主催。親子で様々なことを体験する)で「田んぼの学校」をすることになりました。
 種まきからはじまり、田植え、途中の生育管理、稲刈り、乾燥調整、試食、餅つき、わら細工、つもごり大市での販売等、米つくりに関連するいろんな取り組みを一年かけてするのだそうです。 講師は地元農家のボランティア。
 これぞまさしく生きた教育だし、地域に開かれた学校だと思います。
 広報担当の役員としてカメラ撮影をしてきました。 実は僕もお米の種まきを見るのは初めてで、新鮮でした。 面白い! 子どもたちもとてもイキイキしています。

 今日は朝からとても暑い! 文人絣の白木綿に生成のだまし半衿、黄色い角帯に薄茶の袴に素足です。
 縄ヶ池のミズバショウが今日から解禁になりました。

05/02/2003 写真展「曳山」
 じゃんとこいで福野町のアマチュア写真家 池田芳信さんの写真展「曳山」が始まりました。 17日まで。(ただし5/6と5/12は定休日)
 曳山祭に関わる人々をモノクロフィルムで写し取ってます。 表情が素晴らしい、大絶賛しちゃいます。
 近所のおじさん達がとってもいい顔をしています。 みんな祭が大好きなんですね。 ぜひご覧になってください。

 今日は片貝木綿の単衣に草木染め木綿の袴。 素足です。 昨日と気温が10℃くらい違うのではないでしょうか? 暑いっ!

05/01/2003 城端曳山祭のしくみ その4
 毎年5月1日は稽古始めです。 若連中は自町内を「三下がり」を演奏しながら回ります。 「いよいよ祭が始まりますよ」という合図です。
 当番町(今年は出丸)だけは全山町(六ヵ町)を巡回し、各町若連中は稽古場の前に出て出迎える習わしになっています。
 提灯を先頭に篠笛、三味線、太鼓と続く行列は本当に風情があるものです。 写真は西上の恵友会。 僕は提灯を持って歩きました。
 稽古場の茶所に戻ったあと、酒宴となります。 簡単な御膳ですが、師匠には尾頭付きの鯛をつけて敬意を表します。

 今日は木綿の袷に、木綿の袴。 素足に右近下駄です。 毎年のことですが、けいこ始めは肌寒い…。

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店長;清部一夫