柿渋は防水力・防腐力があり、伊勢型紙や酒袋に使われています。
青柿の汁を搾り取り、火を通して雑菌を取り除いたのち、柿酵母菌を加えて発酵させます。一年、二年、三年と時を経るごとにいい柿渋になるということです。まるでワインのようですね。
一度にこんな良い色には染まらないので、薄めた柿渋を何度も塗り、堅くなった和紙を手揉みし、また柿渋を塗り…の繰り返しで作ります。紫外線によって色が濃くなり、写真のような色になるのです。